【車試乗】ランドクルーザープラド、試乗してみました。
以前から興味があったランドクルーザープラドのクリーンディーゼルモデル、たまたま機会があったので試乗してきました。
現行モデルの「TZ−G」、「TX」両方に試乗したので、比較したいと思います。
クリーンディーゼルモデルの魅力とは?
パワフルなトルク
ディーゼルエンジンは、ディーゼルの燃焼特徴により、低回転から爆発的なトルクを発することが出来ます。
プラドのようなクロカン車にとっては大きなメリットで、悪路を走破する上では欠かせない要素だと思います。
そもそも車重が重いので、低回転でトルクがあるのは大きな魅力でしょう。
維持費が安い
上で説明したトルクが影響し、カタログ燃費は驚きのリッター11kmです。
この車格でこれだけの燃費は、現状プラドのクリーンディーゼルモデルしかないでしょう。
また、燃料がディーゼルなので、ハイオクやレギュラーガソリンと比べても、30円程度安いです。
燃費が良くて、燃料も安いとなると、年間の維持費は大きく下がります。
試乗した感想
走行性能
上記でも述べたトルクについては、驚くほどの加速ではないものの、必要以上のパワーがありました。
運転している私を含めて、大人4人での試乗でしたが、全く重みを感じることなく、スムーズに加速してくれました。
高速道路でも流れに乗るには十分なパワーがあり、時速100Kmで回転数が2000回転程度なので、エンジン音がうるさいという印象もなく、長距離でも疲れないと思います。
乗り心地
現行のランドクルーザープラドには、乗り心地が大きく違う2つのグレードがあります。
今回は両方乗って、乗り心地を比較したので、購入を考えられている方はぜひ参考にしてください。
標準グレード「TX」
まず最初に試乗したのは、標準的なグレードの「TX」です。
乗用車に比べ、車高が高い分、前後、左右の揺れが大きいように感じました。
特に、車高の高い車に乗ったことが無かったので、ちょっと車酔いするんじゃないか、と思うくらいに揺れました。
高速道路も試乗しましたが、個人的な意見としては、ここまで揺れるとスピードを出すのは少し怖いと思いました。
悪路では、程よく衝撃を和らげてくれるのでしょうか。
ブレーキした時に、前にのめり込む感じも結構あります。
最上級グレード「TZ−G」
次に、TZ−Gに試乗しました。
最上級グレードであるTZ−Gは、足回りにKDSS(キネティックダイナミックサスペンションシステム)と、リアにエアサスペンションが採用されており、標準グレードのTXに比べると豪華です。
実際に試乗してみると、乗り心地は全く別物でした。
まず、ブレーキした時の前のめり感はほとんどありませんし、揺れも全く感じませんでした。
車高が高いのに、こんなに揺れを抑えられるのかと思うくらいに、TXとの違いは明らかです。
高速道路をよく利用する場合や、峠などのコーナーが多い道を多く利用する方は、ぜひTZ−Gをおすすめいたします。
まとめ
全体的な感想としては、非常に良い車でした。
車高が高い分、見通しもよく、車体の割に運転しやすいと感じました。
TZ−Gであれば、クロカン車特有の揺れもほぼ感じず、良いグレードのセダンのようななめらかな乗り心地です。
また、実際に試乗した際の燃費も、街中の信号が多いシーンでリッター9kmと、カタログ値には届かないものの、かなりの高燃費でした。
本格的なクロカン車に興味があるけど、維持費などが気になるという方にはぴったりだと思います。
気になっている方は、ぜひ両方に試乗することをおすすめいたします。
高い買い物なので、買ってから後悔するよりは、事前にできる限りの情報を集めてから購入してください。