新技が5つ!?体操選手・白井健三くんの凄さとは
リオオリンピックが終わり、もう数週間経とうとしています。
色々な感動、興奮がありましたが、私は元々体操が好きだったので、団体金メダルは本当に感動しました。
そこで、その中でも特に異彩を放つ、ちょっと天然ボケの天才、白井健三くんの凄さを紹介したいと思います。
簡単なプロフィール
白井健三はもちろん本名です。少し、古風な感じがしますが、体操選手!って感じで、私はいいなぁと思っています。
1996年うまれの弱冠20歳!しかし、誕生日が8月24日ですので、リオオリンピック当時は19歳でした。
3歳より兄の影響で体操を始めました。ご両親が体操クラブを設立したこともあり、メキメキと頭角を現し、中学生のときに「全日本体操競技選手権大会」の床運動にて2位になったことで注目され始めました。
ちなみに、この全日本体操競技選手権大会はもちろん中学生の大会ではなく、社会人も参加する非常に大きな大会です。
中学生で2位とは・・・この頃から特に床運動ではすごかったんですね。
その後、アジア体操競技選手権で16歳ながら日本代表に選ばれます。
そして、その大会の床運動でなんと優勝します。
また翌年の全日本体操競技団体・種目別選手権大会の床運動でも優勝します。
さすがですねー。
そこから数々の新技(現在、5つ!!)を発表します。
新技とは?
体操における、新技とはなんでしょうか?
ざっくり簡単に言うと、二つの条件があります。
もちろん、新しい技であること。これは元々の技に1回ひねり、半回ひねりを加えることでも新しい技と認められます。
ですので「後方伸身宙返り4回ひねり」と言った名前でも呼ばれることがあります。
そして、もう一つの条件として、国際大会での披露です。
国際大会で事前にやりますよーと申請して、そして、成功しないといけません。ここが重要です。
失敗してしまうと、今後、誰が成功しても名前はつかないそうです。
白井くんの新技とは?
基本的に、新技には成功者の名前がつきます。
しかし、白井くんの場合5つもあります。それぞれが「シライ」ではわかりにくいので、シライ2、シライ3・・・と呼ばれます(違う競技では同じ名前でも可)。
それでは、ミスターツイストとも呼ばれる、白井くんのシライ達を見てみましょう。
ゆか:シライ/グエン
最後の技が「シライ/グエン(後方宙返り4回ひねり)」です。
なぜ、シライではないかと言うと、同じ大会でグエン選手が同技を成功させたからです。その場合は連名での技名となります。
しかし、とんでもないですね。スロー再生で見ないと全くわかりませんw
ゆか:シライ2
ダイジェスト動画になっていますが「シライ2(前方宙返り3回ひねり)」です。
前方宙返りですので、シライとは全く異なる技ですが、とんでもないなということはわかりますね。
ゆか:シライ3
ニュース動画しかありませんでしたが「シライ3(後方伸身2回宙返り3回ひねり)」です。
伸身は体を伸ばして回転するので非常に難しいと言われており、なんとH難度と認定されました。現時点では最高の難易度です。
一体どこまで名前がつくのでしょうか・・・
跳馬:シライ/キム・ヒフン
こちらが「シライ/キム・ヒフン(伸身ユルチェンコとび3回ひねり)」です。
白井くんのもう一つの得意種目、跳馬でのシライです。
凄すぎてスーパースローで見ても凄すぎます。
跳馬:シライ2
こちらが「シライ2(伸身ユルチェンコとび3回半ひねり)」です。
上のシライ/キム・ヒフンを更に進化させた超技です。
解説の方も説明されていますが、白井くんはこの「半」が非常にうまいんですね。
いやー、何度でも見たくなる動画です。リオの興奮が蘇りますね!
まとめ
若くして頭角を現し、その後、日本代表となり、国際大会でも成績を残し続けている白井くんは天才かもしれません。
しかし、彼自身はテレビのインタビューで「大して練習しないのに上手く跳べる天才と思われるのが嫌だ」といった旨を発言しています。
人一倍、誰よりも練習しているからこそのあの演技なんですね。
これからの白井くんにも注目ですね!
こちらは白井くんのお父さんの本です。
タイトルには「方法」とありますが、白井くんを育てた お父さんが白井くんについて語る本です。
白井くんに興味がある方はぜひ読んでください。